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HIGASHI-YAMA Tokyo Mail News

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FOOD NIPPON 2018「東京〈前編〉」のご案内

“FOOD”を知ることは、“風土”をひも解くこと── 。

“日本食文化の再発見”を目的に、2013年より季節毎に開催してきたFOOD NIPPONでは、日本各地に代々受け継がれてきた“食”を掘り下げ、先人の知恵や工夫に学びながら日本の豊かさに出逢う場を紡いでまいりました。

江戸が東京へと改称されてから150年、そして、HIGASHI-YAMA Tokyo開店20周年を迎える2018年は、あらためて原点に立ち返るべく、前編と後編の2回にわたり、私たちなりに再解釈した「東京」の食文化をご紹介いたします。5月21日(月)より6月16日(土)まで開催する前編では、“大江戸”をテーマに取り上げます。

徳川家康が1603年に幕府を開いて以来、15代にわたり265年間も安定して続いた江戸時代。江戸城を起点に螺旋状にめぐらされた濠は、水運と防御に役立てられ、その周りに武家屋敷がおかれた山の手と、町人が暮らす下町からなる城下町が築かれました。

大江戸とは、人口100万人を超える一大消費都市へと発展した18世紀後半以降における江戸の繁栄を示す雅語。全国各地からさまざまな食文化が持ち込まれ、上方料理の影響を受けながらも、独自の江戸料理が生み出されました。江戸料理が完成したのは、魚介の宝庫である豊潤な江戸前の海と日本橋魚河岸という巨大な魚市場があったこと、さらには関東の濃口醤油や味醂、鰹節の出汁が普及したことが要因とされています。

外食文化が隆盛を極めた江戸時代の料理四天王に挙げられる寿司、鰻、天麩羅、蕎麦。
当初は、いずれの料理も屋台で手早く食べられるものとして流行しましたが、やがて座敷で食事ができる料理茶屋が登場し、江戸の粋や洒落を表現した店が人気を集めました。

将軍家をはじめ、さまざまな要人や文化人が訪れた「八百善」は江戸随一とうたわれた料理屋。江戸っ子が愛してやまなかった「初鰹」を最高値で競り落としたのも八百善といわれています。高級料亭の先駆けとして、本膳料理をはじめ、普茶料理や卓袱料理、懐石料理などを取り入れながら江戸の食文化の形成に重要な役割を果たしました。八百善の宴席では数々の料理が並び、最後には、硯箱の蓋に盛られた保存のきく佃煮や羊羹などが供され、賓客は折詰にして持ち帰ったそうです。

江戸時代初期、幕府は上方から優秀な職人を呼び寄せ、技術の継承や人材育成に力を注ぎました。やがて、浮世絵をはじめ江戸指物や江戸切子、江戸小紋、招き猫の発祥とされる今戸焼など、江戸ならでは工芸が確立されました。誇り高く、粋で威勢のいい江戸っ子気質の職人たちの技は、木工をはじめ、金工や硝子細工、織物、染織など現在に至るまで受け継がれています。

東京に息づく大江戸の足跡をたどり、丁寧に選んだ食材や酒、工芸をご紹介いたします。私たちなりに再解釈した東京の“FOOD”をお愉しみいただければ幸いです。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

FOOD NIPPON 2018「東京」開催日程

会期中、FOOD NIPPON 2018「東京」の特別メニューをランチ、ディナーともに提供いたします。

〈前編〉 5月21日(月)〜6月16日(土)
〈後編〉 11月5日(月)〜12月1日(土)

特別ランチコース ¥3,500 / 特別ディナーコース ¥8,200
(税込、ドリンク料金別)

FOOD NIPPON 2018「東京〈前編〉」特別ディナーコース

FOOD NIPPON 2018「東京〈前編〉」特別ディナーコース

初鰹の叩き/鱸と江戸野菜のお椀/串揚げ天婦羅/江戸前穴子の柳川煮/近江牛の味噌漬け焼き/硯蓋(東京しゃもの炙り・なまり節・里芋煮物・佃煮・玉子焼き・おこし)/稲荷寿司/甘味

特別ディナーコース ¥8,200(税込)
5月21日(月)より6月16日(土)まで

*特別ディナーコースの一部はアラカルトとしてもお選びいただけます。
*食材の仕入れ状況により内容が変更になることがございますので、予めご了承ください。

ご予約・お問い合わせ:Tel 03-5720-1300

その他のメニューはこちら

FOOD NIPPON 2017 〈冬〉「北陸」特別ディナーコースには・・・・菊姫「「菊姫 “先一杯” 純米」

伊丹や灘などの上方から運ばれた酒は「下り酒」と呼ばれ、江戸で大いにもてはやされました。海路で運ばれた酒樽は船に揺られて空気と交わり、江戸に着く頃には樽の香りも酒に馴染んで、やわらかくまろやかな味わいの美酒になったそうです。
8代将軍 徳川吉宗の御膳酒に抜擢されて人気を博した「剣菱」をはじめ、「老松」、「櫻正宗」など、江戸時代から現代に至るまで愛され続けている銘酒を取り揃えました。

一合 ¥1,800
5月21日(月)より6月16日(土)まで

お知らせ

展示・販売のご案内

東京の職人による工芸作品をHIGASHI-YAMA Tokyoに併設のサロンスペースおよび系列店のHIGASHIYA GINZAにて展示・販売しております。是非お立ち寄りください。

|作家・工房|
[折箱]折勝商店
[木工]桶栄/大黒屋
[銀細工]森銀器製作所
[硝子]木村硝子店

系列店情報

HIGASHIYA GINZA

東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2F
電話  :03-3538-3230
営業時間:11:00~19:00 無休

www.higashiya.com/shop/ginza

休業日のお知らせ

○の日が休業日となります。

=FOOD NIPPON 開催日

*昼の営業は毎週月曜日および休業日の翌日もお休みとなります。

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HIGASHI-YAMA Tokyo

〒153-0043 東京都目黒区東山1-21-25 Tel 03-5720-1300
昼 11:30~15:00(L.O. 14:00) 日曜・月曜定休日
夜 18:00~24:00(L.O. 22:30) 日曜定休日

Lounge

Tel 03-5720-1350
昼 12:30〜16:00(L.O. 15:30) 日曜・月曜定休日
夜 18:00〜26:00 日曜定休日

http://higashiyama-tokyo.jp

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